至福の時
私は呑兵衛なのを思い出した
電車が人身事故で遅延。
待った電車に乗り込んでもぎゅうぎゅう詰めなのが目に見えてるため、大きめの駅まで向かい時間を潰すことにした。
久々に夜の街をブラブラする。
あー、こんなお店もあったな。ここは入れ替わったんだと、コロナ前後の違いをキョロキョロしながら足早に歩く。
一杯呑みたいだけだから、プロントとかカフェでいいんだよななんて思いながら駅に戻るとまだ動かない。
これは、呑めという天からのお言葉だと街に戻る笑
以前お勧めされてたけど、毎回閉まってて入れなかったお店にリベンジ。開いてた♪入れた♪♪
角打ちと立ち飲みが融合したようなお店。
オールカウンターで、立ち席。ひとり飲みには居心地がとてもいいお店だ。
日本酒がメインのようなので、呑みやすい冷やを頼むと「富久長 秋桜」が出てきた。
スッキリとしていて、何の癖もなくさらさらと呑んでしまうお酒。凄く美味しかった。久々にこんなに美味しい日本酒飲んだ。
食べ物もどれも美味しい。鴨と秋ナスの何とかが特に美味しかった。
店員さんは、松下洸平のような包み込んでくれるような優しい話し方をする。落ち着いたトーンで合うお酒を紹介してくれるもんだから、トキメイテしまう笑
それは私だけではないらしく、ひとつ離れた席の若い女の子達も色々と相談していた。
3杯目にぬる燗を注文。
松下洸平のお勧めは、最初と同じ富久長。
ひと口飲んだときには酸っぱさがあり、あまり美味しくは感じなかったが口をすすめるごとにその酸味が癖になっていく。でも、冷やの方が好きだったな笑
見つけたら購入しようとネットで検索。
だいぶお安め価格だったため、検索した事を後悔。いやいや、美味しいお酒を知れたのだから良しとしよう!
唯一残念だったのは自分の体力。
ふらふら歩き回っての立ち飲みなので、足が痛くなったのとお酒で力が入らなくなったので今日は終了。
お金を都度払う形式のため、どれくらい使ったのか曖昧になるのも素敵だなと思いながら足取り軽く駅に戻る。他の店舗は残業が多いから、その方達に出くわしても酔っぱらいだと分からないようにシャンとしながら。